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キャラクター三面図の作り方

キャラクター全体を指示し、三面をまとめて生成。大事なディテールまで確認します。

キャラクター三面図は、同じキャラクターを正面・側面・背面から描いたシートです。以降のカットはすべて、この共通の参照から始まります。大切なのは見分けがつくことです。向きが変わっても、構図が変わっても、カットが切り替わっても、同じ人物に見えなければなりません。モーションコミックやショートドラマ、長編のシリーズでは、この参照が再利用できる素材にもなります。承認した1つのデザインが、別々に生成したショットやクリップをまたいで外見をつなぎとめます。

1. 三面図の役割

正面のポートレートだけでは、決まらない部分が多く残ります。横顔、後頭部、衣装の背面などです。三面図なら、そこを最初から設計できます。モデルの補完に任せる必要はありません。承認済みのデザインをショットごとに使い回せば、生成のたびに文章で説明し直さなくても、同じ出発点に立てます。

だから、動かす前にシートを整えておく価値があります。顔、髪、体型、服は、どのビューでも一致させます。小さな特徴も、実際の表示サイズで読み取れる必要があります。参照の中に別人のような顔があったり、アクセサリーの左右が入れ替わっていたり、同じ服が二通りに読めたりすると、その曖昧さがそのまま入力に入り込みます。三面図が与えるのは、明確で再利用しやすいデザインです。ショットをまたいでどこまで保たれるかは、動画モデルと実際の生成結果しだいです。

以下のケースでは、ウェブトゥーン風の成人女性を例に、基本の三面図、2つの別レイアウト、衣装替えを見ていきます。そのあと同じ四分割レイアウトの考え方を、実写風の男性に使い、マルチショットの走行動画を1本生成します。画像も動画もすべて実際の生成結果です。元の英語プロンプトは、各ケースのキャプションの下に全文を載せているので、読んでそのままコピーできます。これは手順の解説であり、レイアウトを条件をそろえて比べた実験ではありません。

2. 短い指示から基本の三面図へ

まず短い指示を用意します。画風、体型、顔、髪、服、そしてキャラクターを見分けるための少数のディテールです。デザインは、ArcloopのAIキャラクタージェネレーターで進められます。承認済みのキャラクター画像があるなら、ツールが参照画像を受け付ける場面ではそれを使ってください。

指示するのは、3つの別デザインではなく、1人のキャラクター全体です。見えない部分は、一般的な作りでモデルに考えさせましょう。側面や背面のディテールは、本当に気にする点だけ指定します。たとえば、背中が開いた作り、特定の襟、キャラクターから見て左側のクリップなどです。

基準の参照には、自然でバランスのよい立ち姿を使います。肩は水平でリラックスさせ、頭はまっすぐ、手は体の横に下ろします。腕と胴の間には少し隙間をあけ、手と服が読み取れるようにします。ポーズはどのビューでも同じにします。肩を上げる、腰を傾ける、大げさなアクションポーズは避けましょう。A-poseやT-poseを使うのは、後工程の制作フローが実際に求めるときだけです。

正面・側面・背面をまとめて生成する

全身の正面・側面・背面を、1回でまとめて生成するよう指示します。スケールをそろえ、足は同じ基準線に置き、背景は無地にします。頭からつま先まで、毎回フレームに収めます。

今回のキャラクターは次のとおりです。ミッドナイトブルーの髪、バイオレットの瞳、くすんだライラック色のクロップド丈ブレザー、白いトップス、黒のパンツ、アンクルブーツ。背面についての指示は1つだけです。ブレザーは無地のままで、フードもエンブレムもつけません。

ウェブトゥーン風キャラクターの基本三面図。同じ衣装で正面・側面・背面を並べたもの

ケース 1 — 元のテキストから画像への生成結果です。入力画像なし、生成後の画像編集なしで、1回だけ生成しました。キャンバスは約16:9です。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Create a 16:9 landscape character turnaround sheet in elegant Korean webtoon style: delicate linework, luminous soft cel shading and refined facial features. An original beautiful adult woman with long straight midnight-blue hair, wispy bangs, violet eyes and a slim graceful build, wearing a dusty-lilac cropped blazer over a white top, high-waisted black tailored trousers and sleek black ankle boots. The blazer has a plain back with no emblem or hood. Show the same character in full-body front, side profile and back views together in one row, at the same scale, in a relaxed standing pose with a neutral expression. Feet aligned, arms slightly away from the torso, all heads and boots visible with comfortable margins. Plain light warm off-white background, even lighting. No weapons, text, labels or decorative panels.

整ったシートが、そのまま正しいシートとは限りません。必ず確認しましょう。この例では、長い髪が上着の背中の大半を隠しています。隠れた縫い目や留め具が重要なら、追加の参照で明確に指定してください。モデルが髪越しに読み取ってくれるとは期待しないことです。

3. 応用:キャラクター参照のテクニック

顔の参照を読み取れる大きさにする

全身ビューでは、顔がとても小さくなります。もう少し寄ったポートレートを足せば、目、顔の形、生え際の情報が読み取れるようになります。角度を何枚も増やす必要はありません。目的は、承認済みの顔をより明確にして、正面と横顔が一致しているか確かめることです。アップで新しい特徴を加えてはいけません。

部分的な修正には、ツールが対応していればマスクや選択範囲を使います。変えたいディテールと残したい特徴を指定し、周辺を確認してから、新しいバージョンとして保存します。寸法、色の仕様、デザインメモは、人が読むためのマスターに書きます。モデルに渡す画像は、シンプルなままで構いません。

画風と必要なディテールに合わせてレイアウトを選ぶ

モーションコミックや2Dのスタイライズ表現なら、まずは普通の三面図で始めます。顔が読み取れれば、体や衣装と一緒に顔のデザインも伝わります。凝ったレイアウトは要りません。生成された画像を見て必要だと分かったら、顔のアップ参照を足しましょう。

映像向けの制作、精細な3Dキャラクター、実写風のキャラクターで顔のディテールが重要なら、顔と全身の四分割レイアウトを検討してください。大きめの正面と横顔のポートレートに、目の形、鼻、顎の骨格、生え際、肌の情報を載せる余裕が生まれます。下段のパネルは、全身と服をそのまま担います。

これは、参照が運べる情報量についての判断です。動画生成での優位性を測った結果ではありません。実際に画像で見えているものと照らして判断してください。2Dの案件なら必ずこう、3Dなら必ずこう、という思い込みは捨てましょう。

縦長の四分割レイアウト

このバージョンは、およそ9:16のページで使います。上段は低めの帯で、正面と横顔の頭部ポートレートを置きます。下段は高めの帯で、正面と横顔の全身を置きます。パネルの高さが違うのは、入れるものが違うからです。

縦長の四分割参照。上段に正面と側面の顔、下段に正面と側面の全身

ケース 2A — 顔と体にそれぞれ専用のスペースを与えた、コンパクトなレイアウトです。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Using the attached image as the exact character identity, outfit and Korean webtoon style reference, create a 9:16 portrait character reference sheet with exactly four unequal-sized panels. The top row takes roughly one third of the page height: a larger front-facing head-and-shoulders portrait on the upper left and a true side-profile head-and-shoulders portrait on the upper right. The bottom row takes roughly two thirds of the height: full-body front view on the lower left and full-body true side profile on the lower right. Keep the two full-body figures at the same scale, with aligned feet and every head and boot fully visible. Preserve the same adult woman's violet eyes, long midnight-blue hair, wispy bangs, lilac cropped blazer, white top, black tailored trousers and black boots in all four views. Neutral expressions, relaxed standing pose, delicate linework and soft cel shading. Plain warm off-white background with narrow clean gutters between panels. No text, borders, props, expressions grid or back view.

目的は、今あるものを見やすくすることです。ページを詰め込むことではありません。このバージョンには背面がありません。ショットや衣装に必要なら追加してください。ただし、固定キャンバスに6パネルを入れると、密度が上がり、1枚あたりの面積は減ります。動画生成で三面図と比較したことはありません。

実写風の例:中年男性

このキャラクターは、上下でパネルの高さが違う、同じ四分割プランでゼロから生成しました。上に正面と横顔の頭部ポートレート、下に正面と横顔の全身を置いています。短い白髪まじりの髪、無精ひげ、はっきりした肌の質感があるので、アップの役割が明確です。年齢と顔の骨格を読み取れるようにすることです。

生成された実写風の西欧系中年男性。上段に正面と横顔のポートレート、下段に正面と横顔の全身

ケース 2B — テキストのみから1回だけ生成しました。元画像なし、生成後の画像編集なしです。約9:16で、高さのある下段のパネルに全身が収まっています。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Create a photorealistic 9:16 portrait character reference sheet of one original Western man in his early fifties, with a rugged handsome face, short salt-and-pepper hair, gray-blue eyes, subtle forehead and eye wrinkles, and neat stubble. He wears a dark navy overshirt open over a heather-gray crew-neck T-shirt, charcoal straight-leg jeans and brown leather boots. Four unequal panels: upper left a front-facing head-and-shoulders portrait, upper right a true side-profile head-and-shoulders portrait; lower left full-body front, lower right full-body true side profile. The top row uses about one third of the page height, the bottom row two thirds. The exact same man, age, face, hair and outfit in every panel. Neutral expression, natural stance, level relaxed shoulders, hands at his sides, consistent body proportions. Full-body heads and boots completely visible, aligned feet. Plain warm off-white studio background, even soft light, realistic skin texture, clear facial detail. Narrow clean gutters. No text, logos, props or extra views.

参照は修正なしで1つ、動画生成は1回

もみあげのあたりが、少し不自然に仕上がりました。先に直さず、生成されたままの参照を動画テストに送りました。つまり、このケースは参照1つと動画リクエスト1回だけが根拠です。複数回試して良いものを選ぶことはしていません。

テストの費用を抑えるため、720pのSeedance 2.0 Fastを選びました。生成されたのは約12秒の走行シーケンスで、3ショット構成です。運転席のミディアムショット、横顔のアップ、トラックの外観です。ライティングの指示は最小限にとどめました。夕方前のやわらかな日差しと、運転席の穏やかな影だけです。

ケース 2C — Seedance 2.0 Fastで1回生成。1280 × 720、約12.1秒。上の四分割画像はキャラクター参照として渡しており、最初のフレームではありません。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Use image 1 only as the reference for the same middle-aged man, his face, salt-and-pepper hair, stubble and navy overshirt. Create a realistic 12-second sequence of him driving a red tractor-trailer along a quiet rural highway.

0-4 seconds: Inside the cab, front three-quarter medium shot. He watches the road and steers naturally, wearing his seat belt.

4-8 seconds: Cut to a close side profile of the same driver. Passing scenery moves outside the window.

8-12 seconds: Cut to an exterior tracking shot beside the truck, with the same man visible at the wheel.

Soft late-afternoon daylight, gentle shadows inside the cab. Keep the man, clothes and truck consistent. Natural engine and road sound, no dialogue, music or on-screen text.

確認したショットでは、どれも同じ男性だと分かります。白髪まじりの髪、無精ひげ、ネイビーのオーバーシャツは、構図が変わっても保たれています。ひげの質感と顔の輪郭は、横顔のアップがいちばん確認しやすいです。外観ショットは全体の印象を保っていますが、窓に隠れて顔のディテールはほとんど見えません。

Fastは、このシーンを1回の生成で無精ひげまで含めてうまくこなしました。ただ、顔の形は少しずれていて、参照よりわずかに老けて見えます。これは、ショットをまたいだ一貫性のよい一例にすぎません。四分割レイアウトがほかの参照より優れている証拠にはなりません。

三面図に大きめの顔を1つ足す

もう1つの方法は、すでにある全身ビューはそのまま残し、隣に中立的な正面ポートレートを1つ足すことです。

全身の三面図と、右側に大きめの中立的な顔のポートレート

ケース 3 — 全身の三面の隣に、顔のスペースを広くとりました。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Using the attached image as the character identity and style reference, create a 16:9 landscape Korean webtoon reference sheet of this exact same adult woman. Preserve her face, violet eyes, midnight-blue long hair and wispy bangs, lilac cropped blazer, white top, black trousers and boots. Four clearly separated areas from left to right: full-body front, full-body side profile, full-body back, and a larger front-facing head-and-shoulders close-up. Match the scale and baseline of the three full-body figures, with every head and foot visible. Keep all expressions neutral. Plain warm off-white background, even light, no text or borders.

イヤリング、ヘアクリップ、ほくろ、襟のディテールがキャラクターの決め手なら、参照を実際に使うサイズで見えているか確認してください。イヤリングなら、形、色、数、位置を確認します。必要なら、対応する正面ポートレートか、より寄ったディテール参照を足しましょう。耳が髪で隠れていれば、イヤリングも隠れたままです。ぼやけた全身画像を拡大しても、もともと写っていないものは取り戻せません。

4. パネルを増やすのは、情報の選択であって一貫性の強化ではない

複雑なシートを渡しても、動画モデルがキャラクターを保つ力は上がりません。ビューが増えると、入力が読みにくくなることがあります。顔、衣装、アクセサリーが互いに食い違っていれば、なおさらです。必要な情報だけを足して、そこでやめましょう。

アクセサリーや特徴にはディテールパネルを使う

イヤリングと腕時計は、全身ビューではほとんど見えません。このバリエーションでは、左に全身の三面を置き、右に2つのアップを加えました。イヤリングをつけた耳と、腕時計をつけた手首です。このサイズなら、形、素材、位置を実際に判断できます。

左にキャラクターの三面、右に着用中のシルバーのフープイヤリングとシルバーの腕時計のアップ

ケース 4A — 元のキャラクター参照から1回生成。シルバーのフープイヤリングと、黒い丸文字盤のシルバーの腕時計を加えました。右側のパネルは、身につけた状態のアクセサリーです。これらは新しく加えたデザインであり、元画像を切り出して取り戻したディテールではありません。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Use the attached image as the character identity, outfit and drawing-style reference. Create a 16:9 character detail reference sheet on a warm off-white background. Left two thirds: the same woman in full-body front, side and back views, equal scale, relaxed neutral stance, level shoulders, hands at her sides, all heads and boots visible. Preserve her face, violet eyes, midnight-blue hair, lilac blazer, white top, black trousers and boots. Add small silver hoop earrings and a slim silver wristwatch with a dark round dial on her left wrist. Keep these accessories consistent wherever visible. Right third: two large detail close-ups, upper showing her ear wearing the hoop earring with hair tucked aside, lower showing her wrist and hand wearing the watch just below the blazer cuff. Show the accessories worn on her body, matching the full-body views. Refined webtoon linework and soft shading, clean spacing, no props, text or extra views.

アップは、全身スケールでは見えないデザイン情報を補います。照合にも使ってください。アクセサリーの左右、形、色は、全身ビューと一致していますか。きれいに並んだシートというだけでは、何も証明されません。細部が一致していることが必要です。

タトゥー、傷跡、虹彩の色、ブローチ、イヤリング、腕時計など、ディテールの多いキャラクターには、四分割の参照が向いています。全身、顔、重要なディテールを、それぞれ見える大きさで載せられるからです。パネルの大きさは、役割に合わせます。目のアップなら虹彩の色、部分ビューならタトゥーや傷跡の形と位置、アクセサリーのアップならブローチやイヤリングの作りが分かります。四分割は、全身の角度を4つ並べるという意味ではありません。すべてを入れる必要もありません。今のショットが頼っていて、全身ビューでは伝えられない特徴を優先してください。

ディテールの多いキャラクターは、動画モデルにとって依然として難しい題材です。アップは、より明確な参照を与えてくれます。ただし、タトゥー、傷跡、アクセサリーのすべてが、動き、振り向き、遮蔽、カット切り替えを経ても残る保証はありません。参照ではっきりしていることと、動画で再現されることは別です。出力では、特徴が消える、歪む、左右が入れ替わる、色が変わる、といった点を確認しましょう。

角度を追加する

5アングルのキャラクターシート。正面、正面斜め45度、側面、背面斜め45度、背面

ケース 4B — 5つの角度で生成したバリエーションです。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Using the attached image as the character identity and style reference, create a 16:9 landscape Korean webtoon turnaround sheet of this exact same adult woman. Preserve her face, violet eyes, midnight-blue long hair and wispy bangs, lilac cropped blazer, white top, black trousers and boots. Show exactly five full-body views in a single row: front, front three-quarter, true side profile, rear three-quarter, and back. Rotate the whole body and head together through these angles. Same neutral expression, relaxed standing pose, body proportions and scale; feet on one baseline. Keep every head and boot visible with space between figures. Plain warm off-white background, even light. No text, borders or extra portraits.

斜め45度のビューは、正面と側面では曖昧になる移行部分を見せられます。一方で、チェックすべき絵が1枚増えます。顔の形、髪のボリューム、衣装、姿勢を、ほかのビューと一致させなければなりません。追加の角度は、具体的な疑問に答えるために使ってください。5ビューが3ビューより優れているとは考えないことです。

表情ボードをまとめる

キャラクターシート。左に全身の三面、右に6つの表情

ケース 5 — 中立的な全身の三面に、6つの表情(無表情、やわらかな笑顔、怒り、悲しみ、驚き、決意)を加えました。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Use image 1 for the exact character, outfit and Korean webtoon style. Use image 2 only as a facial-expression reference, not its layout. Create ONE 16:9 landscape reference sheet on a plain warm off-white background. LEFT HALF: three matching full-body views in one row, front, side profile and back; neutral expression, same standing pose and scale, aligned feet, every head and boot visible. RIGHT HALF: six head-and-shoulders expression portraits in two columns and three rows. Reading left to right, top to bottom: neutral, warm smile, angry, sad, surprised, determined. Keep her facial identity, violet eyes, long midnight-blue hair, wispy bangs and lilac blazer throughout. Use a clear gutter between the full-body area and the expression area. No text, labels, borders or extra figures.

こうしたボードは、意図した表情の幅を人が確認するのに役立ちます。ただし、静止画の表情が動画の一貫性を高めるとは限りません。しかも、異なる角度と表情で9通りに描かれたキャラクターは、モデルが参照を読み取って必要な外見を選ぶことを、かえって難しくするおそれがあります。

普通の表情や演技は、動画のプロンプトに書きます。たとえば「間を置いて、控えめに微笑む」です。キャラクター参照に注記として載せるものではありません。別の表情参照を使うのは、モデルが読み違えかねない、大げさなアニメ的リアクションの場合だけです。その場合も、まずモデルがその入力を受け付けるか確認してください。

5. バッグやスマートフォンなどの小道具は別の参照にする

次の画像は、キャラクターの隣にバッグとスマートフォンを置き、短い英語のラベルをつけたものです。キャラクターの持ち物を確認するためのプレゼンボードです。

肩掛けバッグとスマートフォンを英語の注記つきで右側に別掲した三面図

ケース 6 — キャラクターと小道具のプレゼンボードです。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Use the attached image as the exact adult character and Korean webtoon style reference. Create a professional 16:9 landscape character-and-prop reference sheet on a warm off-white background. LEFT TWO-THIRDS: her front, side and back full-body views in one row, same scale and neutral standing pose, all heads and boots visible. Preserve her violet eyes, long midnight-blue hair, lilac cropped blazer, white top and black trousers. RIGHT THIRD: separately display a compact black leather shoulder bag with an adjustable strap and silver buckle, and a graphite smartphone shown from front and back in a clear case. Keep the props off the character. Use refined editorial spacing, small clean English sans-serif labels and a few fine callout lines. Render exactly these texts: 'DAILY CARRY', 'SHOULDER BAG', 'Matte black leather', 'Adjustable strap', 'Silver buckle', 'SMARTPHONE', 'Graphite finish', 'Clear case'. Keep the labels near the corresponding objects and all text readable. Consistent delicate linework and soft cel shading. No brands, logos, dimensions, extra props or expression portraits.

動画生成では、ツールが両方を受け付けるなら、シンプルなキャラクター参照と別々の物体画像のほうが、詰め込んだボードより役に立ちます。バッグ、スマートフォン、手持ちの武器は、基本的にメインの三面図には入れません。ラベルをつけても、参照の一貫性は上がりません。

アイテムごとに、形、色、決め手となるディテールが分かる参照を用意します。シーンで必要になったときに取り込み、誰が使うのか、どう持つのか、何が起こるのかを書き添えてください。かつてキャラクターボードに載っていたからといって、スマートフォンがすべての外見に入り込むようではいけません。

承認済みの衣装の一部として身につける鞘、ホルスター、ハーネス、常設の装着物は、小道具ではなくキャラクターデザインです。制作フローが最初のフレーム画像しか受け付けないなら、動かす前にそのフレームの中で、キャラクターと必要な物体を合成しておきます。別々の参照画像を渡しても、やり取りがうまく生成される保証はありません。

6. キャラクターのバリエーションは別々に生成して管理する

新しい衣装の素材は、承認済みのキャラクター参照から作ります。同一性と体のデザインは変えず、必要なビューで服だけを替えます。仕上がりは、独立したバージョンとして確認します。

同じウェブトゥーン風キャラクターの正面・側面・背面。クリーム色のニットセーター、ネイビーのプリーツミディスカート、黒のローファーを着用

ケース 7 — 元の三面図シートを参照にした衣装替えです。目標の衣装は、クリーム色のニットセーター、ネイビーのプリーツミディスカート、黒のローファーです。

実際の生成プロンプト(英語原文):

Use the attached three-view sheet as the character identity and composition reference. Change only the outfit across all three views to a cream crew-neck knit sweater, a dark navy pleated midi skirt ending at mid-calf, and black leather loafers. Preserve the same adult woman's face, violet eyes, long midnight-blue hair, wispy bangs, body proportions and Korean webtoon style. Keep the full-body front, side profile and back views in the same order, at the same scale and in the same relaxed standing pose, with aligned feet and every head and shoe visible. Make the new clothes consistent across the three angles, including sweater neckline, sleeve length, skirt waist, pleats and hem height. 16:9 landscape sheet, plain warm off-white background, even light, delicate linework and soft cel shading. No text, props, extra views or old outfit pieces.

同じ人物に見えるか確認してください。三面を通して、ネックライン、袖、ウエスト、プリーツ、裾、靴も一致している必要があります。これは衣装バリエーションの生成例です。同一性がどれだけ保たれるかを測ったものではありません。

年齢段階と衣装を管理対象の素材として扱う

衣装ごと、年齢段階ごとに、個別に生成して確認し、保存します。すべて同じキャラクターIDのもとに置きます。どのバージョンにも、承認済みの専用参照が必要です。年齢を変えるときは、その段階にふさわしい外見と体型を確認してください。複数の年齢を、モデルに渡す1枚のシートに混ぜてはいけません。

次の項目をまとめて保存します。キャラクターID、年齢段階、衣装名、バージョン番号、下書きか承認済みかの状態、参照ファイル、元画像、実際に使ったプロンプトです。名前は、たとえば次のようにします。

素材名の例意味
character-01_adult_workwear_v01元の作業着姿の成人キャラクター
character-01_adult_casual_v01別に確認したカジュアルな衣装の成人キャラクター
character-01_older_casual_v01高年齢段階の命名例。専用の承認済みデザインが必要

シーンごとに、承認済みの年齢、衣装、外見状態のバージョンを選びます。頭部と体の参照は、互いに一致するものを組み合わせます。物体は別に追加します。こうした取り決めは、再利用と修正のためのルールです。それだけでモデルが一貫するわけではありません。

外見の変化は同じキャラクターのサブセットとして残す

傷跡など、持続する変化がキャラクターに加わるときは、承認済みのデザインから新しい参照を生成します。確認したうえで、同じキャラクターIDのもとに別のサブセットとして保存してください。変化の前を舞台にしたシーンのために、元の参照は残しておきます。

character-01_adult_casual_baseline_v01 と character-01_adult_casual_after-injury_v01 は、負傷の前後にある同一人物を表す名前として使えます。新しいサブセットには、親となる参照、外見の状態、適用するストーリー上の段階を記録します。これは命名の例にすぎません。これらのために追加の素材は生成していません。

傷跡は、キャラクターが実際に負う形として、形、色、位置を確定します。アップで読み取れるようにし、ほかのビューに映る箇所でも一致させます。シーンごとに、対応するサブセットを選んでください。負傷前と負傷後の参照を同時に渡すと、別人として競合します。やってはいけません。プロンプトの短い一文で状態を示し、見た目はその承認済み画像に記録させます。

まとめ

使う前に、参照をセットとして読み比べてください。すべてのビューが同じ人物を描いていますか。立ち姿は自然ですか。服と細かい部分は一致していますか。想定するショットに必要なものが、実際に見えますか。デザインを1つ承認したら、標準の三面図にするか、顔にスペースを割いた四分割レイアウトにするかを選びます。

必要なこと検討する参照
全身のシルエット、服、背面のデザインを示しつつ、顔も読み取れること標準の正面・側面・背面の三面図。モーションコミックや2Dのスタイライズ表現の出発点に向いています
アップが多い、または顔立ち、生え際、無精ひげ、肌のディテールをより重視する上段に正面と横顔のポートレート、下段に正面と横顔の全身を置く、パネルの高さが違う四分割レイアウト。より精細な実写風、映像向け、3D風の制作に向いています
背面のデザインと読み取れる顔の両方が必要三面図シートを残し、対応する正面ポートレートを足します。すべてを1ページに詰め込まず、ショットに関係する参照を渡してください

レイアウトを選んだら、次の点を確認しましょう。

チェック項目確認する内容
姿勢と体型肩が水平でリラックスしている、頭がまっすぐ、手が体の横にある。ビューが変わっても体と四肢の比率が一致している
顔と見分けるための特徴顔立ち、生え際、アクセサリー、傷跡が読み取れる。左右非対称のディテールがキャラクターの正しい側にある
バージョンと用途年齢、衣装、外見状態が承認済みの1つのバージョンに属し、ストーリー上の段階やショットと合っている
情報の十分さ今のショットに必要なデザインが見える。追加した角度、表情、物体にはそれぞれ具体的な目的がある

求めるのは、はっきりしていて内部に矛盾がなく、再利用しやすい参照です。パネルの数が目的ではありません。実際のショットを生成して確認し、足りないと分かった情報を足してください。三面でも四分割でも、確かめることは同じです。顔、服、重要なディテールは、動画の中で保たれていますか。

Arcloopは今、キャラクターデザインの全工程に対応しています。AIキャラクタージェネレーターをお試しください。

FAQ

正面・側面・背面は、別々にデザインする必要がありますか

いいえ。キャラクター全体を指示して、ビューは1回でまとめて生成します。側面や背面に特別な要件があれば、プロンプトに書いてください。そのうえで、すべてのビューを1つのデザインとして確認します。

四分割シートは三面図より優れていますか

優劣ではなく、用途の違いです。この四分割の例は、顔に広いスペースを与える代わりに、背面を省いています。タスクが必要とする情報で選んでください。動画の一貫性で、常に勝つ方式があるとは、ここからは言えません。

側面ビューを反転して使ってもよいですか

その前に、髪、イヤリング、傷跡、ポケット、ストラップを確認してください。左右非対称のキャラクターを反転すると、それらのディテールがすべて反対側に移ります。修正したビューか、別に生成したビューを使いましょう。

三面図があれば、動画の一貫性は保証されますか

いいえ。動画モデルは、参照を読み取り、キャラクターの同一性を保ち、動きを生成する必要があります。重要なディテールは読み取れるようにしてください。参照は、ツールが想定する形式で渡します。評価するときは、1本のうまくいったクリップではなく、繰り返し生成した結果で判断しましょう。

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